チョン・ウンイン / ミョンス / ハヨン / ジャウン / お坊さん / 監督
  監督 ソン・イルゴン

1971年1月1日ソウル生まれ。
ソウル芸術専門大学を卒業後、ポーランドのウッジ国立映画大学に留学。在学中に発表した『肝臓とジャガイモ』(98年)で第4回ソウル短編映画祭最優秀作品賞、観客賞ほかを受賞。『最後のピクニック』(99年)で第52回カンヌ国際映画祭短編部門審査員賞を受賞した。

01年に、舞台女優2人と素人の女優を起用し、デジタル撮影を採用した『フラワー・アイランド』で長編デビュー。この「傷と治癒」をテーマにした3人の女性のロードムービーで、第58回ヴェネチア国際映画際新人監督賞、東京フィルメックス最優秀作品賞ほかを受賞。ちなみにヴェネチアコンペ部門出品への韓国映画の出品は本作が5作目で、新人監督の出品は初めてである。続く長編2作目は、日本でも劇場公開されたミステリー『スパイダー・フォレスト 懺悔』(04年)で、35ミリで撮影され、プロの俳優陣が起用された。主演は『王の男』のチャンセン役で大ブレイクしたカム・ウソンが務め、『マジシャンズ』のチャン・ヒョンソン、カン・ギョンホンのほか、『魚と寝る女』のソ・ジョンが出演している。

そして3作目は、デジタル撮影を採用し10日間で撮られたロマンス映画『羽根』(04年)。主演はチャン・ヒョンソンと『スキャンダル』『まぶしい1日』「新入社員」「春のワルツ」で知られるイ・ソヨンが務め、『初恋のアルバム』でも映し出された牛島(ウド)が舞台になっている。

塚本晋也監督、アピチャポン・ウィーラセタクン監督との3エピソードの競作『デジタル3人3色』(1本30分のデジタル映画)は、第6回第6回チョンジュ国際映画祭2005の開幕作として上映された。なお、パク・キョンヒ監督の長編デビュー作『微笑』(03年)では、俳優として参加。チュ・サンミと共に主役を務めた。

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